
低反発枕がおすすめ!失敗しない選び方と正しい使い方を紹介!

低反発枕は圧力が加わるとゆっくり沈み、頭や首を心地よく包み込む特徴があります。ただし、低反発枕には様々な種類があり、ご自身に合う枕を見つけることが快眠の鍵です。
当記事では、低反発枕の選び方や、正しい使い方を徹底解説しています。低反発枕が気になっている方はぜひ参考にしてください。

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低反発枕と高反発枕の違い

「低反発枕」と「高反発枕」はよく耳にする枕の種類ですが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。低反発枕と高反発枕の特徴やメリットを解説します。
- 低反発枕
- 頭や首への負担を和らげる特徴がある
- 圧力が加わるとゆっくりと沈み込み、心地よいフィット感がある
- 体温に反応して柔らかくなる
- 高反発枕
- 耐久性があり、へたりにくく型崩れしにくい特徴。
- 快適な寝具の湿度は通常約30%と言われているが、通気性が優れている。
- 低反発枕よりもやや硬めで、頭や首をしっかり支える。
低反発枕は優れた衝撃吸収性を備えており、体圧分散が可能な点がメリットです。枕に頭を乗せると枕が頭の形状に合わせて沈み込み、まるでオーダーメイドのようなフィット感が得られます。さらに、圧力を感じると程よく沈み込むため、身体への負担が軽減されるのも低反発枕の特長です。
一方、高反発枕は、表面が硬めで身体をしっかり支える特徴があります。弾力性の高い素材が使われているため、頭が過度に沈み込まず、寝返りがしやすいのがメリットです。
低反発枕の選び方

低反発枕ならどんな枕でもフィットするというイメージがあるかもしれませんが、ご自身に合う枕でなければ快眠できない可能性があります。そのため、低反発枕の選び方を事前に確認しておきましょう。
- 1高さを確認する
- 2形状を確認する
- 3素材を確認する
低反発枕を選ぶ際のポイントを詳しく見ていきます。
選び方その1:高さを確認
低反発枕を選ぶ際は、高さを確認することが重要です。なぜなら、枕の高さによって適切な姿勢が保てるかどうかが決まるからです。
睡眠時に適切だとされる姿勢は、自然に立っているときと同じような姿勢と言われています。具体的には、背骨のS字カーブが保たれ、頭から顔にかけての角度が5度になる姿勢です。睡眠時も、この姿勢を保てる枕の高さが適切だとされています。
ただし、適切な枕の高さは人によって異なるため、個々人の体格に応じて選びましょう。小柄な方は5cm前後、標準体型の方は6~7cm前後、体格のある方は8cm前後の高さが適しています。
また、枕の幅のもう1つの選び方として、肩幅に合わせる方法があります。横向きで寝た際、枕に肩幅と同じくらいの高さがあれば、首と頭部が自然なラインを保ち、快適な寝相を維持できるからです。肩幅に合った高さの枕を使用することで、首や肩の痛みを軽減できます。
このように、仰向けか横向きかによっても最適な高さが変わります。迷う場合は、高さ調整可能な枕を購入するのがおすすめです。
選び方その2:形状を確認
低反発枕を選ぶ際は、形状を確認する必要があります。低反発枕には様々な形状があるため、普段の寝相や体型に合わせた枕を選ぶことが重要です。ここでは、「枕の幅」と「枕の形状」に分けて重要なポイントを解説します。
幅の目安
低反発枕を選ぶ際は、枕の幅も重視しましょう。枕の幅が狭すぎると、寝返りを打ったときに頭が枕からはみ出し、適切な寝相を保つことが難しくなります。そのため、寝返りしやすく、適切な幅の枕を選ぶことが大切です。適切な幅とは、成人の頭が3つ分収まるサイズであり、具体的には63×43cmが標準だと言われています。
形状と特徴
低反発枕には様々な形状や特徴があるため、購入前にそれぞれの特徴を確認しておきましょう。
低反発枕の形状 | 低反発枕の特徴 |
標準タイプ | 素材を枕に詰め込んだ一般的な形状 |
中央くぼみタイプ | くぼみに頭がすっぽりおさまるため、安定感がある。両端が高くなっているため横向き寝にも向いている。 |
ユニット分割タイプ | ユニットごとに素材が分割されており、高さ調整が可能 |
ウェーブ、波形タイプ | 首元をしっかり支えるため、首への負担が少ない |
ハート形タイプ | 首部分のボリュームが少ないため、首への負担を抑える |
肩までサポートタイプ | 頭だけでなく肩まで載せられる枕。抱き枕やクッションとしても利用可能 |
スムーズに寝返りしやすいのは、一般的な標準タイプの枕です。
横向き、仰向け、どちらでも快適な睡眠をしたい方は、中央くぼみタイプがおすすめです。
自分に適した枕の高さが分からない方は、ユニット分割タイプで高さを調整するのが安心でしょう。人によって寝相や快適な姿勢は異なるため、ご自身の好みに合った枕を選ぶのが重要です。
選び方その3:素材を確認
低反発枕を選ぶ際は、低反発枕に使われている素材を確認することが重要です。素材によってフィット感や機能性が異なるため、自身の睡眠に合った低反発枕を見つけましょう。低反発枕に使われる素材の特徴をまとめた表をご覧ください。
低反発枕の素材 | フィット感 | 柔らかさ |
ウレタンフォーム |
| 密度や硬さによって異なり柔らかい枕から硬い枕まで様々 |
ウレタンチップ |
| 中程度の柔らかさ |
テンピュール |
| 体温や圧力によって変化する。最初は硬い感触がある場合もあるが、体熱で柔らかくなる |
それぞれの素材について詳しく見ていきます。
フィット感のあるウレタンフォーム
ウレタンフォームは、NASAが緩衝材として初めて使用したもので、その特徴的な反発性から「低反発」と呼ばれています。低反発ウレタンフォームは頭をしっかり包み込み、フィット感を感じやすい素材です。寝相を変えても形状が変わりやすく、正しい寝姿勢を維持しやすいのが特徴です。
ただし、ウレタンフォームは水に濡れると「加水分解」という反応を起こし劣化してしまうため、洗濯ができません。また、素材が高密度なため、通気性が悪く、蒸れやすい特性があることも考慮しておきましょう。
沈み込みやすいウレタンチップ
低反発ウレタンチップとは、低反発ウレタンフォームを細かくしたものです。「スノー低反発」や「低反発チップ」と呼ばれることもあります。ウレタンチップは空気を多く含むため沈み込みやすく、ふんわり包み込まれるような感覚が味わえます。
また、低反発ウレタンフォームと比べると通気性がよく、蒸れにくい点がメリットです。しかし、沈みすぎると寝返りが打ちにくくなる点には注意しておきましょう。
高耐久のテンピュール
テンピュールは、NASAが宇宙飛行士の体にかかる重力を軽減するために開発された素材をベースにしています。温度に敏感で、体温や周囲の温度に応じて適切な硬さや柔らかさを保てるのが特徴です。例えば、低温時は硬く、高温時は柔らかく感じられます。
熱がこもりやすく蒸れが生じる可能性もありますが、テンピュールには以下のように多くのメリットがあります。
- 耐久性に優れ、長期間安定して利用できる
- ダニの増殖を抑制する
- 隣で寝ている人の寝返りで生じる振動を吸収する
このように、低反発枕の素材には様々な特徴があるため、好みに合った素材を見つけてください。
低反発枕の使い方

低反発枕は首や頭にフィットしやすく、快適な睡眠が手に入ります。ただし、低反発枕を正しく使わなければ、かえって身体に負担をかける可能性があるため、正しい使い方を理解しておきましょう。
その1:正しい向き
低反発枕の一般的な形は、高さの異なる山が2つあるように見える「波型」が一般的です。ふくらみが大きいほうが下向きにして利用することで、頭から肩までを適切に支えてくれます。枕の向きを間違えて利用すると、頭や肩に負担をかけ、快適な睡眠ができなくなるためご注意ください。
また、個人の首の形状や体型により、枕の高さが合わない場合もあります。枕のふくらみが大きい場合は息苦しさを感じる可能性があるため、高さの調整が必要です。
その2:お手入れの仕方
低反発枕に使われる素材は、基本的に水洗いができません。しかし、枕は非常に汚れやすく、購入から2年経つと30%も重くなると言われています。
水洗いが難しい低反発枕を清潔に保つためには、定期的な手入れが非常に重要です。具体的な手入れ方法は以下の通りです。
- 枕カバーを定期的に交換・洗濯する
- 陰干しをする
- 枕プロテクターを使用する
水洗いが難しい低反発枕を清潔に保つためには、枕カバーを定期的に交換することが大切です。なるべく高い頻度で洗濯・交換したほうが清潔感を保てるため、購入前に枕カバーが取り外しやすいかを確認しておくと安心です。
また、低反発枕は陰干しをすると清潔感を保つことができます。陰干しは直射日光が当たらない場所や、浴室乾燥で行いましょう。陰干しが終わった後は枕に掃除機をかけることで、余計な汚れを落とすことができます。
枕プロテクターは、頭皮のフケ・皮脂・寝汗・ダニからの汚れから枕を守るためのアイテムです。枕プロテクターは生地と防水膜の二重構造を持ち、液体汚れや微細な汚れを枕内部に通さない特長があります。そのため、枕カバーよりも強力な効果を期待できるでしょう。
このように、洗濯できない低反発枕には念入りなお手入れが必要です。清潔感を保ち長期間利用できるよう、定期的なお手入れをしましょう。
低反発枕で快適な睡眠を手に入れよう

低反発枕は首や頭を柔らかく包み込み、圧力を分散させる特徴があります。低反発枕に使われる素材な形状は様々であり、好みの枕を見つけることが重要です。ご自身に合う低反発枕を利用すれば、より深い睡眠が可能になるでしょう。
ただし、低反発枕は選択できないため、ご自身で手入れをする必要があります。枕カバーやプロテクターを上手に使い、長期的な利用を心がけましょう。
ご自身に合う枕を見つけるのが難しいと感じている方は、オーダーメイド枕もおすすめです。現在お使いの寝具や体型に合わせた、自分だけの枕が手に入ります。睡眠に悩みがある方は、低反発枕とともにオーダーメイド枕の検討もおすすめします。